日本フェルデンクライス協会 創立10周年で 武井正子会長(順天堂大学名誉教授)がなさった講演の一部です。
「私が関わっている学会関係では エビデンス、つまり、しっかりとした裏付けのある研究データがないと なかなか認められないところがあります。このフェルデンクライス メソッドについていえば、統計的な処理をしてデータを出していただけると 大きく前進すると思うのですが もう少し先になるでしょう。」
エビデンスを出すのは難しいと思いますが 岡山の森近氏が 「サッカー少年たちの怪我がフェルデンクライス法で減った」との研究発表されたと聞いています。
少しずつですかねえ。
「NHK教育テレビで 2006年10月から11月中旬にかけて16回にわたって {中高年のからだと心をほぐすフェルデンクライス法}と題して テレビで放送させていただきました。(中略) シドニーオリンピックの平泳ぎで銅メダリストだった田中雅美さんが担当してくださることになりました。(中略)
田中さんも初日の収録では なかなか力を入れないということが難しく 疲れた様子でしたが さすがにベテランだと思うのは 翌日の朝 {夕べいろいろやってみて わかったような気がします。きょうは大丈夫です。}とのことで 収録はスムーズに終わりました。この番組のテキストは5万部出版されましたが 完売いたしましたので 少なくとも5万人の方は本を読んでくださったのかなと思っているわけです。」
私が初めてフェルデンクライス法を知ったのもこの番組からでした。
ですから 武井先生にはとても感謝しています。
体には良い使い方があるんだと目からうろこでした。それを筋力をつける方法ではなく ゆるやかに動けばできる 習えばできるとわかったとき とてもうれしかったです。
武井先生は NHK教育テレビ 「福祉ネットワーク」で 全国各地を回って 公開録画なさっています。
いつまでもお元気でご活躍されることを祈っています。
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